塗装は、外壁の状態や屋根の状態などを調査して正確にやるべきかまだやらなくても良いか判断します。そして、その劣化具合は塗料の種類によって進行速度が異なります。
当然ながら、耐久性の高い塗料は劣化しづらく、耐久性の低い塗料は劣化しやすくなります。耐久性の塗料を使えば、塗装の間隔は伸ばすことが可能といわれています。
はいえ、気候・施工精度・立地条件によっても進行スピードは変わるため、定期的な点検と状態確認が欠かせません。

しかし、コーキングの寿命に注意

耐久性の高い塗料を使用しても、目地やサッシまわりを埋める「コーキング材」の劣化が先に訪れることがあります。
多くのコーキング材は、耐用年数が7〜10年程度とされており、20年耐久の塗料を使ったとしても、10年後には防水機能にリスクが生じる可能性が高くなります。
この状態で放置すれば、雨水の浸入・凍害・構造劣化など深刻なダメージにつながる恐れがあります。
さらに、コーキングだけを補修しようとしても、足場の再設置などが必要となり費用がかさむため、トータルコストとしては割高になるケースも。
そのため、外壁塗装の際は塗料とコーキング材の耐久バランスを考慮し、セットでの施工をおすすめしています。

基本的に、天候と気温・湿度が安定していれば、塗装工事は一年中施工可能です。とはいえ、最も塗料が硬化・乾燥しやすく、施工の品質が安定するのは以下の条件が整った季節です：
● 気温：15〜30℃
● 湿度：75％以下
この条件が揃いやすいのが春（4〜5月）と秋（9〜11月）です。
繁忙期となることも多いため、ご希望の時期がある場合は早めのご相談・ご予約をおすすめします。